魔球、しかし打つ

1988年の高校野球。
投手の投げる球がことごとくバッターとの中間距離当たりで30センチほど横スライドする奇怪な現象が起こった。
まさに夢の魔球。
しかし打つ。普通に相手バッターは打つのだ。
実際飛んでくるボールが30センチ横スライドされたら打てるものではないだろうに。
夢の魔打法、か。

ニュートン力学から慮るにその魔球はあり得ない。
撮影機器トラブルか。あるいは。

「実際に目撃した」「そんなものは見なかった」
いずれの意見も多い。
あいにく野球にはその当時から興味がないので私は「そんな放送は見なかった」としか言えない。
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# by patorakko | 2010-09-05 20:00 | 都市伝説のほう

牛乳キャップ、あと蟻とか

これは都市伝説でもなんでもない。
実際にあった奇天烈な話。

日本人のある造形作家がふいに12ミリCDを発売した。
タイトルは『牛乳キャップ、あと蟻とか』

氏は楽器を持たない、歌を唄うと聞いたこともない、なんであろうはてとCDケースを開ける。
すると入っていた訳だ。12ミリCDに擬えた巨大な牛乳キャップが。

要は単なるジョークアイテムなのだが、もう一方のアイテムCDケース内一面びっしり詰められた蟻はたちが悪すぎる。
よく出来た塩ビのフィギュアだったようではあるが、それでも趣味が悪すぎる。

なお友人を担ぐための前説として「発売」という言葉を用いただけで実際に一般販売はされていないらしい。
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# by patorakko | 2010-09-04 22:00 | 都市伝説のほう

助けけほしいけど、モウ6月

とある大型掲示板に急きょその書き込みははじまったそうだ。

「助けてほしい」

上記はスレッドタイトルではない、書き込み主のハンドルネームである。
話は前後するが新しいスレッドが立った訳ではない。
既存の、まだあまり書き込みの数が進んでいないスレッドにあまり脈絡もなく割り込んできたのだ。

「スレッド違いですよ」

「新しく立てたら?」

そんな周りの反応を無視し書き込みは延々と続いた。中身の概要はこうだ。

助けてほしい。
薬のせいなのか、不眠のせいなのか、寒さのせいなのか分からないけれども最近体の感覚がおかしい。
触覚が鈍っている。最初は気のせいかと思ったが明らかに鈍っている。
どうしたらいいんだろう。

この曖昧模糊とした書き込みは、進展があるわけでもなく文字面が少し変わるだけで書き込みは100ほど続いた。
「医者に行け」「症状を詳しく」真面目になのか冷やかしなのか時々挟まれる他の人の書き込みには一切触れず独壇場を築く。
反応も進展もないので周りが飽きだした頃、長い長い書き込み主に変化が生まれた。

どうしたらいいだろう。
どうしたらみんなに今の状態を分かってもらえるだろう。
どうしたら相談に乗ってもらえるだろう。

上記3行の書き込みがしばらく続く。そして、

『そうか。具体例。具体例があれば伝わるよね』

次の書き込み。
『手の甲を、切ってみます』

しばらく経過。
『うん。痛くない。どうしよう、助けてほしい』

『まだ伝わらないかな。まだ伝わらないかな。じゃあ、手首』

『痛くない。どうしよう、助けてほしい』

『まだ伝わってないみたい。そうか、リストカットする人とかいるからね。これでは凡庸なんだ』

周囲の書き込みが少なくなった掲示板で彼、あるいは彼女は一人思案する。やがて思案は最悪の結果に行き着く。

『じゃあ、膝と腿の間に彫刻刀を入れてみます』

『痛くない』

『反応は? ない。どうしたらいいんだろう。じゃあ、左も』

『脛』
『アキレス腱』

『皮膚を剥いでみるから』
『抉るね』

『痛く、ない』

奇行により途中から再び盛り上がりだしたスレッド。反応も広がる。だが、まるで見えぬかのように「反応がない」と書き続け自傷はエスカレートする。

『小指を落とします。足なら大丈夫だよね。書き込みは、続けられるから(笑)』

一種突っ込みを求めるような書き込みであったが、状況はもう笑えない域に達していた。

足各々の指を落とすや、包丁(彫刻刀が切れなくなったそうだ)ペンチ、木工用ドリルが登場し身をどんどん削り落としていく。
結局どうなってしまうのか。何を終着点にしようとしているのか。
そんな周りの胸に湧いていたであろう懸念を余所に、書き込みはプツリと終焉を迎える。

胸板にドリルで穴を開けた後だった。

ああもう時間がない。ああもう時間がない。こんなにやったのに全然伝わらない。
誰か、誰かって、
助けけほしいけど、モウ6月


この書き込みを最後にハンドルネーム「助けてほしい」は姿を消す。

真実なのか創作なのか、オカルトなのかサイケデリックなのか、何も判然としないまま。
ただ1つだけはっきりしていることがある。
後に転載される上記書き込みは別として、当初の書き込みは全て「7月」に為されていた。
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# by patorakko | 2010-09-03 22:00 | 都市伝説のほう

わすれないからね

かつて私が住んでいた地方にある遊園地のお話。

そう大きくはない遊園地なのだが、イメージキャラクターが設定されておりそこかしこにその姿を見る。
名前は忘れてしまったがそのデザインはどうにも忘れられない。
某菓子屋の有名マスコットガールと有名な怖い絵『もうお嫁に~』の顔を足したようなすこぶる恐ろしいデザインだった。
ただでさえ恐ろしいのだから大人しくしていればいいものを、遊具脇に彼女のイラスト入りの紹介板が設置してあり存在をアピールしてくる。
正確には覚えていないが着ぐるみも存在したのではあるまいか。
極めつけは最後。
退園時、ゲートの中央に外側に向けたポールが設置されており、そこには最早馴染みの彼女のイラストが掲載されている。
そしてゲートをくぐる(ポールの隣を通る)際、ポールから声がするのだ。

「バイバイ、わすれないからね」

別段変わったセリフではないがキャラクターがキャラクターだけにえも言われぬ恐怖を感じた。
まだそのキャラクターが現役で活躍しているのかどうかは知らない。

いずれにしろもう時効であろう。彼女が私のことを忘れてくれていることを祈る。
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# by patorakko | 2010-09-02 21:00 | 都市伝説のほう

掲示板『スリッパにスズメバチ』

こんばんは、9月ですね。ぱとらっこです。
納涼の季節は過ぎましたが淡々と更新を続けます。

インターネット上にある掲示板サイトのお話。

サイト名は『スリッパにスズメバチ』

まさに読んで字のごとく、この掲示板に住所を書き込めば、その場所にあるスリッパの中に仮死状態のスズメバチが投げ込まれるという。

仕返し等を目的とした掲示板という位置づけでいいのだろうか。
物騒な話には違いないがサイト名の語感が妙に愛らしい。
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# by patorakko | 2010-09-01 21:00 | 都市伝説のほう


ちょっと遅いけどプール開き


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