二次産物『いきて、また、あいにきて』
インターネットの方が霊は居着きがよく、種類もさまざまだとか。
しかし先方に悪意がなかったとしても予期せぬアプローチをかけられればヒヤリとするのもまた事実。
これは『とある霊的なサイト』にアクセスした人の身に起こった話。
彼はネットサーフィンから偶然『とあるサイト』に行き着いた。
物々しいサイトではなく、そもそも彼は霊的なサイトであることにも気づかなかったという。
一通り見終わり、足跡のつもりで律儀に掲示板に挨拶の書き込みをした。すると一拍おいて、
『ご訪問ありがとうございました。また会いましょう』
のポップアップウィンドウが開いた。
少しぎょっとしたが、書き込みを送信するとウィンドウが開く仕掛けになのだろうと気に留めず彼はサイトを跡にした。
しばらく彼はそのサイトのことを忘れて過ごした。
ところで彼は自身サイトを開設しており、そこで自作の音楽を公開していた。
某サイト訪問の数日後、彼は新曲をアップしようと自身のサイトを開いた。
と、掲示板の一番上に常連客ではない書き込みがあった。
件名:先日はありがとうございました
素敵なサイトですね。とてもきれいな曲たくさん聴かせていただきました。
わたしも昔、曲を作っていたんです。よろしければ置いてやってくださいね。
彼はこの書き込みが少し気にかかった。
このサイトにリンクするような足跡は近日残していない。それに、書き込み日時が今の今になっている。妙な偶然だ。
そして曲を置いていくような書き込みをしながら、掲示板からのリンクはない。
不思議に思いつつも新曲をアップする作業に戻ろうとした時、見つけた。
曲名リストに見覚えのない曲がある。
タイトルは、『いきて、また、あいにきて』
その後、再生した覚えはないのに曲が流れ始めた。
自身の作風とはかけ離れたメロディ、むしろ愛らしく悪意を感じる曲ではなかったが彼の背筋は凍りついた。
削除するのも恐ろしくその曲はそのまま残してあるという。
ただ彼自身はそれを機にサイトの更新を辞めてしまった。
後に掲示板で彼は語っている。
数か月経つが他に変わったことはない。
また『とあるサイト』は実際には関係ないかもしれない。ただそのサイトを見たことが原因である可能性が一番高い。と。
しかし先方に悪意がなかったとしても予期せぬアプローチをかけられればヒヤリとするのもまた事実。
これは『とある霊的なサイト』にアクセスした人の身に起こった話。
彼はネットサーフィンから偶然『とあるサイト』に行き着いた。
物々しいサイトではなく、そもそも彼は霊的なサイトであることにも気づかなかったという。
一通り見終わり、足跡のつもりで律儀に掲示板に挨拶の書き込みをした。すると一拍おいて、
『ご訪問ありがとうございました。また会いましょう』
のポップアップウィンドウが開いた。
少しぎょっとしたが、書き込みを送信するとウィンドウが開く仕掛けになのだろうと気に留めず彼はサイトを跡にした。
しばらく彼はそのサイトのことを忘れて過ごした。
ところで彼は自身サイトを開設しており、そこで自作の音楽を公開していた。
某サイト訪問の数日後、彼は新曲をアップしようと自身のサイトを開いた。
と、掲示板の一番上に常連客ではない書き込みがあった。
件名:先日はありがとうございました
素敵なサイトですね。とてもきれいな曲たくさん聴かせていただきました。
わたしも昔、曲を作っていたんです。よろしければ置いてやってくださいね。
彼はこの書き込みが少し気にかかった。
このサイトにリンクするような足跡は近日残していない。それに、書き込み日時が今の今になっている。妙な偶然だ。
そして曲を置いていくような書き込みをしながら、掲示板からのリンクはない。
不思議に思いつつも新曲をアップする作業に戻ろうとした時、見つけた。
曲名リストに見覚えのない曲がある。
タイトルは、『いきて、また、あいにきて』
その後、再生した覚えはないのに曲が流れ始めた。
自身の作風とはかけ離れたメロディ、むしろ愛らしく悪意を感じる曲ではなかったが彼の背筋は凍りついた。
削除するのも恐ろしくその曲はそのまま残してあるという。
ただ彼自身はそれを機にサイトの更新を辞めてしまった。
後に掲示板で彼は語っている。
数か月経つが他に変わったことはない。
また『とあるサイト』は実際には関係ないかもしれない。ただそのサイトを見たことが原因である可能性が一番高い。と。
by patorakko
| 2010-08-25 22:00
| 都市伝説のほう